毎回、筆者がこれまでに後悔してきたことを紹介して、「少しでも後悔する人を減らしたい」ということで始めた「後悔誌」。今回は、企業勤めの方は、一度は聞いたことがある人も多いはずの「確定拠出年金(企業型)」に関してです。
企業に勤めている人の約4人に1人は入っていると言われている確定拠出年金(企業型)。私も現在勤めている会社に入社した当時から加入していました。5年ほど前に現在の会社に入社した私は、当時から安定思考で、リスクを取るよりも安全に「元本保証でしょ!」と元本保証型を選択。
30歳を手前に、将来の貯蓄や老後資金を考える上で、資産運用を考えるようになった中で、確定拠出年金(企業型)の元本保証は色々勿体無いのではないかと考えるようになり、約5年間続けていた「元本保証型」から、多少のリスクはあってもリターンの利率が高い海外株式の信託コースに変更しました。
そもそも確定拠出年金企業型とは?
企業が掛け金を負担して、従業員の退職金や私的年金の積み立てを行ってくれる福利厚生の一つです。従業員側としてはとてもありがたいですね。
なんで元本保証型を後悔したのか?
決して元本保証が悪いというわけではありませんし、人によっては「元本保証型」を選択することが良い場合もあります。私の場合はまだ20代後半で、退職金や年金をもらうのはしばらく先の話です。その中で、時間を味方につけながら、しっかりと資産運用をすることで、いざ年金や退職金をもらう際に、元本保証よりも多くの金額をもらえる可能性があるのです。日本経済はこれから成長していくかはなんとも言えないのですが、海外市場はこれからもほぼ間違いなく成長していくので、多少のリスクはありますが、私は海外株式を運用するコースを選択しました。
コロナが広まり始め、世界が混乱していた2020年は株価も全体的に落ちていたので、この時期から確定拠出年金の資産運用で、元本保証型ではなく、投資信託や株式を運用するコースを選べていたら、年金は退職金を受け取る時期には、ほぼ確実に利益を得ていたと思いますが、私はその当時は元本保証型だったので、株価が下がって、安く株や投資信託を購入できる時期に何の恩恵も受けることができませんでした。勿体無いことをしたなと思います。
まあ、「これからの人生を考えた時に、今が一番若い」という名言もありますが、まだ人生半ばの30手前の時期に、気づけてコースを変更できたことをプラスに捉えて、会社員生活を頑張りながら、確定拠出年金(企業型)を運用していければと思います。
とはいえ、元本保証で確実に確保するのも一つの考え方なので、ぜひ自身のライフプランなども考えながら、コースを選択してみてください。